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2016年06/04
カビ・湿気対策 ~お風呂のカビの原因。実は天井にあり!

梅雨シーズンに入ると気になるのが、カビや臭い。

カビの発生条件や予防法を学んで今から梅雨時期に備えましょう。

 

■カビの発生条件とは?

(1)温度:15~30度 ※カビによっては低温で成長する種類もあります
(2)湿度:70%以上  ※湿度が高いほど成長も早くなります
(3)栄養分:食べ物の食べこぼしなどのゴミ、皮脂、水垢などの汚れがカビの栄養源になります

 カビは微生物の一種です。空中を浮遊しているカビの胞子は、条件がそろう場所に落ちると増殖します。

 そして増殖したカビは、しつこい汚れや不快な臭いの原因になります。カビ発生を防ぐためは、「温度・湿度・栄養分」を絶つことが重要です。その中でも一番大切なのは「湿度を下げること」です。合わせて、こまめな掃除で栄養分を減らしましょう。カビの胞子はアレルギーを引き起こす原因の一つともいわれています。家の中で浮遊しているカビの胞子はホコリが溜まりやすいところに同じように溜まるので、こまめにホコリを掃除することも大切です。

 

■カビ・湿気の対策方法

 

(1)入浴後はダブルシャワーで掃除
 高温多湿な浴室は、カビが発生しやすい場所です。カビ発生の原因である湿度を下げるためにも、換気を徹底します。入浴後はお湯と水で流すダブルシャワーが効果的です。壁や床にお湯のシャワーをかけて汚れを落とし、その後に水のシャワーをかけて温度を下げます。

(2)水滴と汚れを残さない
 シャワーで汚れを洗い流した後は、スクイジー等での水切りがベスト。合わせて、栄養分となる汚れが溜まりがちな、水栓金具の周り、浴槽と壁の間など、しっかり掃除しましょう。

(3)湿気を追い出す
 窓を開けるか、換気扇を回して湿気を追い出します。風量を考えると、換気扇よりも窓を開けて風を通す方が大きな風を流せるため、湿気も追い出しやすくなります。その際に必ず「二方向開口」を確認しましょう。お風呂の窓とドア、洗面室の窓を開けて風の通り道を作ります。また、換気扇を回すときは、お風呂の窓とドアを閉めた方が効率は上がります。1時間程度運転すれば、湿気はなくなります。

 

■お風呂のカビの原因。実は天井にあります!

 上記3つのポイント以外で気を付けたいのが、浴室の天井です。天井は汚れないと思われがちですが、湯気とともに上った汚れがつき、薄くカビがはえています。天井のカビは「胞子」をつくっているカビが多く、重力やわずかな気流により、浴室中に「胞子」がばらまかれています。いくら壁や床の掃除をしても、しばらくするとまたカビが発生するのは、この天井に潜んでいるカビが原因とも言えます。天井の掃除を見逃している方は、次から浴室全体を除菌するようにしてみてください。カビの繁殖が大いに防げるでしょう。

 

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