悪質商法の被害にあわないために
悪質商法とは、一般消費者対象に、組織的・反復的にされる商取引であって、その商法自体に違法又は不当な手段・方法が組み込まれたものをいいます。このような悪質商法を行っている悪質業者は、名簿屋や同業者から入手した個人情報をもとに、複雑な商取引に不慣れな人、特に高齢者を狙っています。
以下さまざまな商法を参考に、「うまい話を信用しない!」「相談する!」「つられて返事をしない!すぐに契約しない!」「きっぱり! はっきり! 断る!」を心がけて被害を未然に防止してください。
また、不安を感じたり、被害にあった場合は、「最寄りの警察本部または警察署」「警察総合相談電話(#9110)」「都道府県の消費生活センターまたは市町村の消費生活相談窓口(消費者ホットライン0570-064-370)」にお問い合わせください。
【利殖勧誘事犯】
手持ちの資金を少しでも増やしたいという願望につけ込み、「社債」「未公開株」「海外事業への出資」「外国通貨」等の投資話を装い、「元本保証」「高配当確実」「絶対に儲かる」などとウソをついて多額の出資金をだまし取る事犯。
【点検商法】
住宅や屋根瓦、配管等の無料点検を装って家庭を訪問し、「柱にヒビが入り、瓦がずれている。このままでは家が倒れる」「水道管の中が錆びている。この水を飲んだら病気になる」などとウソを言い、まったく必要のない工事を施工したり、浄水器等を売りつけたりする商法。
【押し付け商法】
高額な商品や不要な商品を販売するため、家に上がり込んで長時間居座ったり、「買うまで帰らない」などと大声で脅したりして、高額な羽毛布団や消火器等を無理やり売りつける商法。
【催眠商法(SF商法)】
高額な商品を販売する目的を隠して、日用雑貨品を格安で販売するなどとウソの宣伝をして民家や仮設店舗に客を集め、雑貨品を無料で配るなどした後に、高額の健康器具や健康食品、布団等を売りつける商法。
【霊感商法】
家庭訪問等により、「家が悪い土地に建っており、家族が病気になる」「名前の画数が悪い」などと不安をあおった上、災厄を免れる効果があるとして高額の水晶や印鑑等を売りつける商法。