花粉の季節~アレルギーに有効なビタミンD
これから徐々に花粉が飛散し、花粉症の方には辛い季節が到来します。そんな花粉症や、喘息、アトピーなどのアレルギーに有効な栄養素として、ビタミンDがあります。しかしながらビタミンDは多くの人が不足している可能性が高い栄養素でもありますので、意識して不足解消をする必要があります。
<ビタミンDの基礎知識>
ビタミンDは、大きく植物由来のビタミンD2と、動物由来のビタミンD3に分けられ、ビタミンD3は紫外線によって皮膚に含まれるコレステロールから作られます。つまり、紫外線不足、日光不足でビタミンDが不足しがちになります。また、その生成に日光が必要なことから、別名「サンシャインビタミン」とも呼ばれています。
<ビタミンDによる効果>
ある報告では、花粉症患者がビタミンDの摂取で鼻のとおりが改善したそうです。
また別の報告では、喘息持ちの子どもの血液中ビタミンD濃度が高いと、発作による入院、ステロイド薬の使用等の低下がみられるそうです。成人でも、血液中のビタミンD濃度が高いと、呼吸機能がよいと報告されています。
<ビタミンD不足解消の3つのポイント>
1つ目は、日光。天気のいい日にはできる限り、散歩など屋外に出るようにしましょう。ただし、紫外線を多く浴びると皮膚炎、日焼け、しみ、皮膚がんの原因になります。UVケアも忘れずに。
2つ目は、積極的なビタミンDの摂取。主に魚、キノコ、卵に含まれています。
3つ目は、サプリメントなどの補助食品の活用。
花粉症の方は、辛い季節ですが何とか乗り切ってくださいね。