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2013年01/22
自転車の「事故」と「保険」

 自転車は誰もが乗れる便利な乗り物ですね。しかし、その気軽さの反面、交通ルールやマナーを守らず事故を起こすケースがしば しば見られます。安全ルールを守って事故を防止するとともに、万一に備えて、ご自身の保険を点検してみてはいかがでしょうか。

 

●自転車事故の実態 

 

 件数、死傷者数は10 年前の約0.9倍 死傷者の4割は若者と子ども

 

 平成22 年の自転車乗用中の交通事故件数は15 万1,626 件。10 年前の平成12 年の0.87 倍となっています。しか し、近年は交通事故全体の件数が減少している中で、全体に占める自転車事故の割合は漸増しており、平成22 年には 20.9%と4 年続けて2 割を超えています。平成22 年の自転車乗用中による死傷者数は15 万1,631 人。交通事故 全体の死傷者に占める割合は16.8%と高い数値を示しています。 また、死傷者の4 割は、24 歳以下の若者と子どもで占められています。

 

●安全ルールを守る

 

 1.二人乗りはしない

   自転車の二人乗りは、バランスを崩しやすく非常に危険です。

   ※ただし幼児を乗せる場合等は、例外的に認められています。

 2.道路は並んで走らない

   自転車が2台以上並んで走ることは禁止されています。

   ただし、「並進可」の標識のある場所では、2台まで並進でき ます。

 3.飲酒運転はしない

   お酒を飲んで運転することは、自転車でも非常に危険です。

   道路交通法上で自動車の場合と同じく、禁止されています。

 4.夜間は必ずライトを点灯する

   無灯火は、他から自転車が見えないので、非常に危険です。

   夜間は必ずライトを点灯し、明るい目立つ色の服装や反射 材の活用を心がけましょう。

 5.信号を正しく守る

   歩行者用信号機の青信号の点滅は黄色信号と同じです。

 6.一時停止と安全確認をしっかり行う

   一時停止標識のある場所や大通りに出るときは、止まって左右の安全確認をしましょう。

 

●保険

 

 たとえば、「自転車で走行中、歩行者に衝突し相手にケガを負わせてしまった」という場合、相手に対する法律上の損害賠償義務について、これを対象とする保険があります。

 一般的には、自動車保険や火災保険などに特約として付帯することで補償されます。今一度、ご自身の保険を点検してみてはいかがでしょうか。

 

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