2012年07/19
トラック・バスの安全装置標準化
2012年5月、国土交通省は、前方の車に追突する危険性を感知して作動する自動ブレーキ装置を、20トン超の大型トラックに取り付けるよう自動車メーカーに義務付ける方針を決めました。自家用車などに比べて事故が起きると被害が大きくなる可能性が高いためで、2014年11月1日以降に生産される新型車から、重量に応じて順次適用します。
関越自動車道のツアーバス事故など、大型バスについても深刻な事故が起きており、同様の義務付けを検討します。(同省によると、トラックが関わる年間約2万5千件の事故のうち約半数が追突。死者の発生確率も乗用車の追突事故の約10倍)
また、一部自動車メーカーが日本自動車研究所などと共同でトラックの自動走行実証実験に乗り出します。レーダーなど最新技術を使い車間距離や車線を維持しながら、隊列をつくって走行できるかを検証します。長時間走行する運転手の負担を減らし、事故防止につなげる狙いで、実証実験は2013年2月から実施予定です。