【いきいきコラム】今こそ「本心」で打ち込む
以下は、弊社社内掲示板に掲載したコラムです。
忙しい毎日、皆さん本当によくやって頂いています。
この保険業界は、東日本大震災後、ますます社会的使命・責務が明確に意識されるようになり、これを果たすためさらに高い専門性とモラルが要求されるようになってきました。我社もやはりこの業界にあって日々の業務内容に拡がりと深化を見せています。だからこそ、毎日が忙しければ忙しいほど、自分の仕事が一体どういう意味をもっているのかを意識することが極めて大切になっていると言えます。
そんな中、我社には損害保険大学課程の試験に挑戦している人やお客さまのお世話をするためにこれまでやったことのなかった未知の業務に積極的に取り組もうとしている人もいます。彼らにとって、いくら時間があっても足りないと思うのですが、それでも自分の限界を超えたところで頑張っておられます。
ウチの人たちは皆さん、これでもかっ!というほど、頑張っています。
先週の土曜日にはこんなことがありました。夜7:00頃に一人の営業が会社へ颯爽と帰ってきたかと思うと、せっせと事務に向かっていました。8:30頃に私が退社する際、彼は「未だ“やりたいこと”があるから」と残りました。常日頃「お客さまに対して責任を全うする」ことを本位としている彼にとっての一日はまさに社会的使命・責務の実践の一日なんだなと、机に向かう彼の背中を見て感じた次第です。
誰にとっても公平に与えられた一日をどう使うか。自分にとって「楽なこと」(やりやすいこと)に多くの時間を使うと人間が堕落してしまいます。自分の限界の外側に人から必要とされる価値が生まれ、自身の充実と成長があります。
三島由紀夫は自著の「葉隠入門」で、次のように言っています。『毎日死を心に当てることは、毎日生を心に当てることと、いわば同じことだということを「葉隠」は主張している。われわれはきょうは死ぬと思って仕事をするときに、その仕事が急にいきいきとした光を放ち出すのを認めざるをえない。』と。