竜巻から身を守る
平成18年9月宮崎県延岡市、同年11月北海道佐呂間町で竜巻が発生した際、多くの死傷者が出ました。また今年5月6日にも茨城県・栃木県で発生し、被害をもたらしました。
そこで、突発的な発生に備えて、竜巻から身を守る方法をご紹介します。
<竜巻注意情報>
竜巻などが予想される場合、気象情報を発表 して半日から1日程度前に「竜巻など激しい突風のおそれ」という表現で注意喚起します。
発生が予想される数時間前には雷注意報の中 で「竜巻」と明記します。さらに、今まさに竜巻などの激しい突風が発生しやすい状態と なったときに防災機関、報道機関、気象庁ホームページなどで、「竜巻注意情報」を発表します。
<空の観察>
「竜巻注意情報」発表後、すぐに避難が必要なわけではありません。まずは、空を見てください。周りの天気が下記のように変わってきている場合には頑丈な建物に移動するなどの安全確保が必要です。
<空の変化>
○真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる。
○雷鳴が聞こえたり、雷が見えたりする。
○ひやっとした冷たい風が吹き出す。
○大粒の雨やひょうが降り出す。
<竜巻から身を守る>
○頑丈な建物の中に早めに避難をして、窓ガラスから遠く離れる。
※物置や車庫、プレハブの中は危険。
○一般の住宅では雨戸、窓やカーテンを閉め、窓のない部屋に移動したり、丈夫な机やテーブルの下に入ったりして身を守る。
○屋外にいて周辺に身を守る建物がない場合には、水路などくぼんだところに身を伏せて両腕で頭や首を守る。