知ってください 「介護マーク」 ~認知症家族 介護で困っていること
「介護マーク」は、介護をする方が、介護中であることを周囲に理解していただくため、静岡県で考案されたものです。
厚生労働省でも、各自治体を通じて「介護マーク」の普及を図っています。このマークを見かけたら、介護中であることを認識いただき、温かく見守ってください。
○介護マークの内容・特徴
・縦69mm×横97mm
・首からかけられるようケースに入っている。
・背中に回しても見えるよう両面にしている。
・カードだけケースから取り出し携帯も可能。
・マークを知らない人でも一目でわかるよう
「介護中」の文字 を入れている。
・「介」の字を、人が人を支える形に している。
・お茶の緑とみかんのオレンジ⇒静岡らしさを出している。
○介護マーク作成の経緯
平成21年7月に行った静岡県主催の認知症介護家族者との意見交換会等で、介護家族から「認知症の介護は、外見では介護していることが分かりにくいため、誤解や偏見を持たれて困っている。介護中であることを表示するマークを作成してほしい。」という要望が寄せられました。そのため、県では介護する方が介護中であることを周囲に理解していただくために、また、在宅介護者を支援する取組として全国初の介護マークの作成をしました。
○認知症家族介護が困っていること
・サービスエリアや駅などのトイレで、介護者が付き添う場合
・男性介護者が店頭で女性用の下着を購入する場合
・認知症高齢者を病院に連れて行った際、2人で診察室に入っていくと、見た目は健康そうなのになぜ2人で診察室に入るのか、呼びとめられる。
・駅での切符を購入する際や、スーパーで買った物を袋詰めする際、少し目を離すと認知
症高齢者がどこかに行ってしまうことがあり、 通りがかりの人に少しの間見守ってほしいと頼むのが大変。