竜巻から身を守る
▼竜巻の現象
●発達した積乱雲に伴って発生する激しい渦巻き
●ろうと状や柱状の雲を伴っている
●台風、寒冷前線、低気圧などに伴って発生
●短時間で狭い範囲に集中して甚大な被害をもたらす
被害は、長さ数km、幅数十~数百mの狭い範囲に集中します
●移動スピードが非常に速い場合がある
過去に発生した竜巻の中には、時速約90km(秒速25m)で移動したものもあります。
▼「竜巻注意報」が発表されたら・・・
特に・・・
・人が大勢集まる屋外行事
・テントの使用や、子供、高齢者を含む屋外活動 ・高所、クレーン、足場等での作業
上記のように安全確保にある程度の時間を要する場合には、早めの避難開始を心がけましょう。
▼「発達した積乱雲の近づく兆し」とは・・・
以下のような状況になると、竜巻の発生するような発達した積乱雲が、あなたの間近まで近づいている可能性があります。
◆真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる
◆雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする
◆ヒャッとした冷たい風が吹き出す
◆大粒の雨や「ひょう」が降り出す
(注)発達した積乱雲が近づいた場合の代表的な現象を記したものです。しかし、これらの現象が必ず発生するとは限りませんし、はっきりしない場合もあります。異変を感じたら、早めの避難を心がけてください。
▼「竜巻」が間近に迫ったら・・・ すぐに身を守るための行動をとってください!
屋外では
・頑丈な構造物の物陰に入って、身を小さくする
・物置や車庫・プレハブ(仮説建築物)の中は危険
・シャッターを閉める
・電柱や太い樹木であっても倒壊することがあり、危険
屋内では
・家の1階の窓のない部屋に移動する
・窓やカーテンを閉める
・窓から離れる。大きなガラス窓の下や周囲は大変危険
・丈夫な机やテーブルの下に入るなど、身を小さくして頭を守る