2013年07/26
自転車の事故における責任と備え
● 自転車の事故における責任
自転車でも、死傷者を出す重大な事故は起こります。自転車は道路交通法上、軽車両として車両の一種となります。道路交通法に違反して事故を起こすと、利用者は刑事上の責任に問われます。また、相手にケガを負わせた場合、民事上の損害賠償も発生します。
<実例> 5,000万円の損害賠償(横浜地方裁判所、平成17年11月25日判決)
高校生が夜間、携帯電話を操作しながら無灯火で走行中、前方を歩行中の57歳女性と衝突。女性は重大な障害(手足がしびれて歩行困難)が残った。
● 自転車の保険
自転車利用時のリスクは、ご自身のケガや後遺障害に加え、被害者に対する賠償責任があります。特に賠償責任を補償する保険への加入がない場合には、賠償負担が大きくのしかかる可能性があります。
自動車やバイクの場合は自動車賠償責任保険(自賠責)に強制加入してますが、自転車の場合はご自身が任意に加入する必要があります。
これは、自動車保険や火災保の特約としてセットすることが可能です。ご不明な点があればお気軽にご相談ください。